新潟県外の財産を相続したケース
ご相談時の状況
お父様が亡くなり、ご長女から相続税申告の相談をいただきました。
お父様もご長女も、もともとは富山県の方でご長女の方は結婚して新潟県に来られました。その後、お父様はお一人で富山県の自宅に住んでいましたが、介護が必要になり、ご長女の方が住んでいる新潟県に引越をしてきました。そして、お父様は新潟県でお亡くなりになりました。
現預金の一部は新潟県の銀行に移しましたが、それ以外の預金はすべて富山県の銀行。株式・投資信託は富山県の証券会社。自宅・貸農地・山林も富山県の不動産でした。
財産と相続人について
相続財産:1億(現預金3,000万、株式・投資信託5,000万、自宅・貸農地2筆・山林2筆)
相続人:長女のみ
新潟・長岡相続税サポートセンターのサポート内容
まずは相続人の確認のため、亡くなられた方の生まれてから亡くなるまでの原戸籍が必要ですが、生まれたのが富山県なので、これも富山県での原戸籍が必要となります。
富山県で取得しなければならない資料は、もれなくご説明させていただき、相続人の方が富山県に行った際にまとめてお取りいただきました。
※相続人ご自身での資料の取得が難しい場合、当センターが代行させて頂くことも可能ですので、お気軽にご相談ください!
専門的な資料はこちらの方で銀行・証券会社・地域振興局等へ連絡・書類等を郵送し、取り寄せました。
また、不動産の所在地は航空写真などを利用し、場所を特定し評価しました。
相続人が一人のため分割などの手続は不要でした。資料の収集が県外だったため、通常の申告よりも時間はかかりましたが、無事に申告・納税まで完了することが出来ました。
財産が市外や県外にある場合は手続や評価に時間がかかることがありますので、そのような場合には早めに当センターへご連絡いただければと思います。